空き家の現状と空き家バンクについて

【空き家の現状】

 現在、全国に空き家は820万戸あるとされ、この20年で1.8倍に増加しています(総務省調べ)。この空き家数にはマンション等の空室も含まれていますが、それらを除いた空き家(市場に流通していない空き家)を「その他空き家」と呼び、これが318万戸あると言われています。

 これら、管理のされていない「その他空き家」が増えると、①倒壊や屋根・外壁の落下による防災性の低下、②防犯性の低下、③ごみの不法投棄、④衛生面の悪化や悪臭の問題、⑤景観の悪化、⑥樹木が伸び隣地に飛び出るなどの問題などが発生してきます(こうした問題を抱え、近隣に著しく悪影響を及ぼす空き家を「特定空き家」と呼びます)。

現在、吉川市内においても空き家に関する問題は顕著になってきています。

空き家対策で大切なことは、「その他空き家」を放置せず、「特定空き家」にしないことです。

市内に空き家をお持ちで、でもどうすれば良いのか分からないという方は、ぜひ空き家バンクへ登録をお願いいたします。

【空き家バンクとは】

空き家バンクとは、市内の空き家等を所有している方と,空き家利用希望者をマッチングするための制度です。

市内に空き家等を所有し、売却や賃貸を希望されている方から空き家等の情報を登録していただき,その情報を市のホームページ等で公開することで、空き家等の利用を考えている方に情報提供する制度が空き家バンクです。

吉川市と(公社)埼玉県宅地建物取引業協会越谷支部(以下、「越谷支部」という。)は、「吉川市空き家バンク媒介に関する協定」を締結しており、

空き家等の物件の募集や情報提供等を市が行い、物件の査定や媒介(仲介)は越谷支部の会員(宅地建物取引業者)が行います。